油圧ブレーカーの調整方法は？

油圧ブレーカーの調整方法は？

油圧ブレーカーは、作動圧力と燃料消費量を一定に保ちながら、ピストンストロークを変化させることでbpm（拍動数）を調整できるように設計されており、幅広く使用できます。

ただし、bpm が増加すると、衝撃力は減少します。したがって、作業条件に応じて BPM を調整する必要があります。

シリンダーアジャスターはシリンダーの右側に取り付けられています。シリンダーアジャスターを完全に締め付けると、ピストンのストロークが最大になり、衝撃力（bpm）が最小になります。

逆にアジャスターを2回転程度緩めるとピストンストロークが最小となり、衝撃力(bpm)が最大となります。

サーキットブレーカーはシリンダーアジャスターが完全に締められた状態で出荷されます。

アジャスターを2回転緩めてもショックは大きくなりませんでした。

バルブレギュレーター

バルブレギュレータはバルブハウジングに取り付けられています。アジャスターが開くと衝撃力が大きくなり燃費が向上し、アジャスターが閉じると衝撃力が小さくなり燃費が低下します。

ベースマシンからの油流量が少ない場合や、大型ベースマシンに油圧ブレーカーが装着されている場合、バルブアジャスターにより油流量を人為的に制御することができます。

バルブアジャスターが全閉になっていると油圧ブレーカーは作動しません。